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GARDEN NOW


メルボルン郊外の我家の庭をリアルタイムでお伝えしていくコーナーです。
その時節に咲いた花や収穫野菜などのリポートを通して、南半球の季節感を少しでも味わっていただければ幸いです。
オーガニック関連、サステイナビリティー関連のトピックスをお届けする時もあります。
平日のリポートと写真の多くは家にいる相棒の助けを借りています。


2017-08

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ターミネーター技術が解禁?



通称「自殺遺伝子」とも言われている遺伝子組み換えのターミネーター技術(V-GURTs)の商業栽培解禁に向けて米国政府と大手種苗企業が本格的に動き始めました。 ターミネーター技術が有識者の猛反対を受けて1999年に屋外試験栽培禁止に至ったことは本サイトでも紹介していますが、その間も屋内の試験栽培はずっと行われており、特許保有企業は商業化の機会をうかがっていました。 そして現在、本年3月20日から31日までブラジルで開催予定の生物多様性条約第8回締約国会議(COP8)でのターミネーター技術解禁を狙っているのです。この会議には日本政府も代表者を派遣することになっています。 この会議に先駆けて今月23日から27日までスペインのグラナダで生物多様性条約に関する国連専門家会議がありましたが、この会議の結果、ターミネーター技術に対する垣根が取り払われ、COP8でのターミネーター技術承認への道筋がつけられてしまいました。(英文詳細記事はこちらこちらをどうぞ) この垣根払いに貢献したのが米政府の影響下にあるオーストラリア政府の専門家。しかも種苗会社の権益保護のために翌年に種が発芽しないように遺伝子操作した技術を「生産性を上げるもの」だなんてのたまってるし。 もう開いた口がふさがりません。 ターミネーター技術は生産者や消費者の立場は一切考えず、種苗会社の利潤のためだけに開発された技術です。 COP8でのターミネーター技術解禁を阻止するためにアメリカの消費者団体は現在Ban Terminatorというキャンペーンを展開していますが、残念ながら、この問題はオーストラリアでも日本でも全くといっていいほど知られていないようです。 この記事を読まれた方、人類の食の根幹が脅かされているこのゆゆしき事態を多くの人に伝えて下さるようお願いします。手遅れにならないうちに・・・。


続きに事後報告を追記しました。 





2006年3月20日から31日までブラジルで開催された生物多様性条約第8回締約国会議(COP8)が閉幕しました。この会議では、ターミネーター種子の屋外試験栽培について現行の一時禁止(モラトリウム)の条文に「ケースバイケースで」という一句を加えるという提案が議題に盛り込まれており、ターミーネーター技術がなし崩し的に解禁になってしまう事態を恐れた有識者や環境保護者、自家採種農家を多く抱える開発途上国が反対キャンペーンを展開していました。 アメリカは京都議定書同様、生物多様性条約を批准していないので、ターミーネーター技術解禁を狙うアメリカの種苗会社の利権を、その影響下にあるカナダやオーストラリアの代表が代弁するという形となり、これにシンジェンタ社の本拠地であるスイス等が加わり条文改正を主張しました。しかし、マレーシア、インド、ブラジルを始めとする国々が猛烈に反発(特にマレーシアの代表がすごく頑張ったそうです)。グローバル企業による遺伝子組み換え種苗の押し売りにより農民たちが苦い思いをしているインドやブラジルでは、会議中に大規模な反対集会が開催されるなどしてメディアの注意を惹きました。カナダやオーストラリアの消費者達も自国の政治家に反対メールを送るなどのキャンペーンを展開しました。最終的には会議での決議はモラトリウムに変更は加えないという結果となり反対キャンペーンは一応の成功を収めました。 しかし、今回生物多様性条約のモラトリウム改正がこのような形で試みられたことで、ターミネーター技術解禁に反対の立場を取る国はモラトリウムだけでは心もとないという危機感を感じたようです。2008年に開催される次回会議でも、ターミネーター解禁を狙ったより周到な試みがなされる可能性があります。ブラジルとインドは既に国内でターミネーター禁止法を制定しました。ドイツのプロテスタント教会も禁止法制定に向けてロビー活動を行っているとのことです。(英文記事はこちら)。



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コメント

農という行為は、自然に手を加えてはいるものの、命を育むという基本は存在していたと思うのですが、人間の欲はとどまるところを知らずということなのでしょうか。組換え作物の交雑防止策のひとつという理由で不稔性の性質を盛り込むということがメリットとして喧伝されていますが、命を育まない農という一点だけで、存在価値ナシと考えますがネ。

ぴ!さんへ

はじめまして
コメントありがとうございます。GMOのサイトを運営されていらっしゃるのですね。
交雑防止策というといかにも聞こえがいいですが、つまるところ特許漏洩防止と市場支配が彼らの真の目的。自然交配は防止できないけど、その結果甚大な被害を受けるのは種を自家採取して育てている近隣農家側という構図を意図的に作り上げることは富の暴力としか言えません。人間の倫理はいったいどこへいってしまったんでしょうね。

採種

今日本の農業者は、栽培履歴で使用する農薬や肥料の記録するのが常識になってるんだけど、採種農家では一歩先に進んでDNAレベルでの管理が強く求められていて、在来種同士の交雑や異品種の混入を避けるためにいろいろと努力をしています。
もし将来ご近所でターミネーター品種が植えられうちの種子と交雑したらと考えると恐ろしくなりますね。
発芽しない種子を生産しても売り物にならないじゃん!
なんていう話を、今日種苗会社の人と話してました。

ゆず彦さんへ

なるほど採種農家というのはそれだけ責任も重くその道を選ぶ事は覚悟のいることなんですね~。これは種苗法制定後に変わって来た事なのでしょうか?
ターミネーター品種のトウモロコシとかが市場に出たらあっという間に在来種が絶滅しそうで怖いですね。

MIXIコミュからきました

ここ5年ほど農家をしてますが、まさかターミネーター品種なんてもの、知りませんでした。
これにはどんなことをしてでも反対しなければ!!!
このターミネーター品種がそれだけで終わったらいいけど、ほかの品種と交雑してほかの品種が勝手に自殺遺伝子を持ってしまったらそれこそ恐ろしいことに・・・。
種苗会社や有識者なら、依然問題になった除草剤の効かない遺伝子組み換え菜の花やトウモロコシのように、意図せずほかの品種に混ざるかもしれないという危険性を分からないはずがないと思うのですが・・・。

トモさんへ

トモさん、こんにちは
コメントありがとうございます。
通称ターミネーター技術と呼ばれる技術を使った種子はまだ商品化されていないので、厳密に言うと今の段階ではターミネーター「品種」ではないのですが、これが品種として世に出てきた日には、交雑防止のバッファゾーン確保だけでも膨大な費用になりそうです。
この記事を書いた後でフォローアップしてませんでしたので、今日事後報告を追記しました。

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